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Projects
ジェームズ・タレルのように
壁を切り取りたくて、
この枠にはひと工夫凝らしました。
ヌックの左右には密かに窓を切っていて、
光がほんのり奥の壁に回り込んでいます。
雨の日の光、晴れた日の光。
冬と夏でも変わります。
日々変わる絵画のように、
奥の壁を楽しんでもらえたら。

空間を繋げて広く見せたいけど、
くつろぐ姿が
あからさまに見えるのはね‥‥‥
それゆえ、
土間とリビングを
黒の鉄骨階段で、
格好よく区切りました。
黒いアイアンが
大きなオブジェのようにも見えてきます。

籠もりたい旦那様と、
気配くらいは感じたい奥様。
LDKの勾配天井の先に
書斎兼ライブラリを設けました。
座れば見えないけれど、
立ち上がって下を覗けば家族の姿。
天井板がダイナミックに
流れていく様も、また一興。

階段の上に、西向きの窓を切りました。
パッシブ設計では
東西の窓はやや悪者だけど
階段の奥の壁は、時間によって
刻々と色が変わって
夕方にはほんのりと橙色に染まるのです。
「橙色の壁を楽しみながら、
夕食の支度をしています」
と、奥様が教えてくれました。

愛車の美しい定位置
なんてことないファサード。
家の正面には、駐車スペースがあるので、
普段目に入る景色は、
車のヴォリュームと色になります。
なので、壁はシンプルに、
窓もシンプルに。
竣工時は、素っ気ないくらいが
いいのかもしれません。



心地よい住まいは
ご機嫌な毎日を作ります
勝手の良い間取りは
暮らしやすさに繋がります
住まいは、衣服のように
暮らしを包み込むもの
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